AIにNespresso互換カプセルを買わせたら、一番安い味は賞味期限が3日後だった
家ではNespresso(ネスプレッソ)形式のカプセルでコーヒーを入れていて、飲むのはいつもアイスアメリカーノです。フィリピンで純正のカプセルを買うと1杯₱46、日本円で約113円になります。互換カプセル(純正以外のメーカーが作る、同じマシンで使えるカプセル)ならもっと安く済むので、探してみることにしました。せっかくなので、比較から注文の手前までをAIに任せてみました。
日本とフィリピン、どっちで買うか
最初に、為替担当のAIに純正と互換の値段を日本とフィリピンで比べてもらいました。10月23日のレートは1円=₱0.4044で、互換カプセルはフィリピンがLazada(東南アジアの大手通販サイト)、日本が楽天の値段です。
| 種類 | フィリピン | 日本(₱換算) |
|---|---|---|
| 純正 Original | ₱46 | ¥102.6(₱41.5) |
| 純正 Vertuo | ₱68 | ¥129.6(₱52.4) |
| 互換カプセル | ₱17.9〜18.5(Lazada) | ₱16.4(楽天) |
| Starbucks互換 | ₱24.8(セール価格) | ₱43.7 |
純正は日本で買うほうが安く、Originalで約1割、Vertuo(大きいドーム型カプセルのシリーズ)で約2割違います。一方、互換カプセルは1個₱16〜18で、Lazadaでも楽天でもほぼ同じでした。互換をわざわざ日本で買う意味はあまりなさそうです。Starbucks互換に至っては、フィリピンのほうがずっと安くなっていました。
B Coffee を Lazada で選ぶ
普段はアラビカ100%のコーヒーを飲んでいるので、Lazadaで買える互換の中から B Coffee に絞りました。商品ページにも公式サイトにも、全フレーバーがアラビカ100%と書いてあったそうです。
アイスアメリカーノ向けとして最初に勧められたのは Colombia(Americano)でした。20個入りがセールで、1杯あたり約41円です。純正の113円と比べると、4割弱で済みます。60個まとめて買うことにして、注文確認の画面まで進めてもらいました。
一番安い味は、賞味期限が3日後だった
ところが、確認画面まで来たところでAIから待ったがかかりました。Colombiaの選択肢の名前に、そのまま「10-27-2026」と書いてあったのです。この日は10月24日で、届くのは10月28〜29日の予定でした。つまり、届いた時点で賞味期限が切れています。
40%オフだったのは、期限間近の在庫処分だったからのようです。安さには理由がありました。
結局、「New Stocks(新しい在庫)」と書いてある Forte(Ristretto)の20個入りを2つにしました。AIのおすすめもこれでした。アラビカ100%でブラック向けの一番濃い味なので、氷で薄まるアイスアメリカーノでも味がぼけにくい、という理由です。合計は送料込みで₱1,127(約2,780円)、1杯あたり約69円です。Colombiaよりは高いものの、純正よりはだいぶ安く収まりました。
AIと私の役割分担
今回の買い物で決めていたのは、どこまでAIに任せて、どこから自分でやるかです。
- AI:商品の比較、カートの作成、注文確認の画面までの操作
- 私:確認画面の中身を見て、注文するかどうかを決める
- 私:カードのセキュリティコード(CVV)の入力
支払いの段階でLazadaからCVVを聞かれたとき、カード番号ごと預けて入力してもらう方法もありました。ただ、カード番号は預けたくなかったので、CVVの入力画面だけをそのまま渡してもらい、そこだけ自分で入れて「Pay Now」を押しました。注文が通ったかどうかは、そのあとAIが注文履歴で確認してくれています。
比較や画面の操作は手間がかかるので任せて、お金が動く最後の一押しと、カードの情報だけは自分で持っておきます。この分担にしておけば、AIに買い物を頼んでも、知らないうちにお金が動くことはありません。
賞味期限の件も注文を確定する前に確認画面を見せてもらう流れだったので、そこで止められました。もっとも、最初に「Colombiaを60個」と即決したのは私で、AIが気づかなければ、期限切れのコーヒー60杯分が家に届いていたことになります。